岸和田キング争覇戦2021

キングの称号は誰の手に?

1月9日より和歌山競輪場で代替開催される開設71周年記念岸和田キング争覇戦にはSS班3名を筆頭に好メンバーが参戦する。

V一番手は中国の松浦悠士。11月GI競輪祭準決では無念の失格と20年初めて決勝進出を逃したが、更なる進化を遂げる走りで競輪界を盛り上げた立役者。1月GIII戦でV、6月GI高松宮記念杯で決勝3着と和歌山バンクとも相性が良いだけに、自力基本の軽快な攻めで別線勢を翻弄し実力を示そう。中国勢のマーク陣がやや手薄なだけに19年の当所GIII戦でVを飾った戦歴を持つ四国の池田憲昭が松浦に食い下がって行こう。

6月GI高松宮記念杯で準Vとタイトルには手が届かなかった南関の和田健太郎だが、初のグランプリ出場を決めると共に、SS班の一人として21年を戦い抜く和田。9月GIII岐阜で決勝3着、11月GIII防府で準V、続くGI競輪祭で決勝進出とグレード戦で好戦を続けている。和田健太郎にとって頼もしいのが和田真久留の存在。南関の機動力型と同乗すればマークに回るケースも増えたが、8月GIオールスター一次予選でも快ショットを放ち、1着突破と回転力は上々だ。共にGIVの戦歴を持つ渡邉晴智や海老根恵太らが両、和田をしっかりとサポートする。

北日本勢は初のSS班の座に就いた守澤太志が期待を集めそうだ。11月FI岐阜決勝では地元の大型ルーキー山口拳矢を相手に堂々の逃げ切りでVを奪取。続くFI防府でも戦法を使い分け完全Vとグランプリ出場権獲得を目指し気迫溢れるレースを披露。今開催はSS班として初のシリーズとなるだけに破壊力十分な小松崎大地や、数々のタイトルを獲得した戦歴を持つ伏見俊昭、9月FI静岡でVを上げた阿部力也らと力を合わせ責務を全うしよう。

中部勢からは浅井康太が登場。20年は前半戦に記念V3と快進撃を続け、後半戦も9月GII共同通信社杯でシリーズ3勝を上げ、10月FI富山でVを飾るなど動きは軽快。11月GI競輪祭で落車するも、この開催までには本来のリズムを取り戻し、8月GIII函館で決勝進出した笠松信幸や9月GIII向日町で準Vの近藤龍徳らを従え、重量感のある加速力で別線勢をねじ伏せよう。

的確なコース取りと直線での鋭いキメ脚に定評がある九州の園田匠。20年はGI戦で決勝進出を外すも9月GII共同通信社杯ではラインを固め決勝3着と活躍。11月FI名古屋で無傷で決勝進出した小川賢人や、10月FI防府で完全Vを飾った佐藤幸治の動きに乗って鋭脚を繰り出そう。

6月GI高松宮記念杯でGI戦初の決勝進出を果たした関東の芦澤辰弘。8月FI川崎でVを奪取とキメ脚が冴えているだけに連日警戒が必要だ。

迎え撃つ近畿勢もSS班不在とはいえ強力な布陣となった。タテ攻撃を基本とした縦横無尽な立ち回りでビッグ戦線で奮闘した古性優作。地元地区のエース格としてアグレッシブに攻め抜こう。11月GI競輪祭決勝でも連係した稲川翔が古性をアシストしシャープなキメ脚を披露しよう。

他にも強烈なダッシュ力を武器に8月GIオールスターで準決に進出、10月GIII松戸で決勝進出した寺崎浩平に、8月FI松阪で無傷で決勝進出と頭角を現す福永大智ら機動力型を、10月GIII久留米一次予選を1着突破した神田紘輔や、19年の当所FI戦でVを上げた戦歴を持つ村田雅一らが援護し近畿の絆を見せ付ける。

イベントファンサービス

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